先日、中田敦彦のYoutube大学で『夢をかなえるゾウ』が取り上げられていました。
その内容があまりに衝撃的で本を読んでみたくなり、早速『夢をかなえるゾウ1』を購入しました。
1巻を読み終えた頃には、文庫版『夢をかなえるゾウ2』、『夢をかなえるゾウ3』もとても気になり、手に取っていました。
現在、単行本で『夢をかなえるゾウ4』まで、文庫版は『夢をかなえるゾウ3』まで出版されています。
目次
『夢をかなえるゾウ』とは
主人公はごくごく平凡な人生を歩んでいるが、現状に満足できておらず、今の自分を変えたいを思っています。
そんな主人公の元へゾウの姿をした神様「ガネーシャ」が現れ、夢をかなえるための課題を次々と与えます。
主人公は悪戦苦闘しつつもその課題を一つ一つこなていくのです。
神様に似つかわず関西弁でヘビースモーカーのガネーシャと平凡主人公とのやりとりは、ユーモラスで時に素晴らしく感動的です。
平凡な主人公は平凡な自分自身と重なる部分が多く、自分の身に置き換えて読み進めていくことができました。
心に刺さったガネーシャの課題〜夢をかなえるためにするべきこと〜
ガネーシャの課題は実行不可能なものはありません。
『夢をかなえるゾウ1』→『夢をかなえるゾウ2』→『夢をかなえるゾウ3』という順番で若干課題の難易度が上がっているような気もしますが、今日から始められることばかりです。
すべての教えに共通することは「人を喜ばす」ということ。
いくつもの課題、一つ一つに説得力があり心を打たれましたが、その中でも自分自身にとって特に心に刺さった課題を4つ紹介します。
なお、2巻ではガネーシャの神様仲間の貧乏神も課題を与えており、その課題も含めて紹介します。
身近にいる一番大事な人を喜ばせる(夢をかなえるゾウ1)
仕事上で取引先の人やクレームの多いお客さんのことばかり気にかけて、長い付き合いのお客さんや家族、仲の良い友達を疎かにしていないか。
仕事でも周りの人間関係でも、一番大事な人をしっかりと認識し、その人たちからまず喜ばせたり、感謝をしたりする
考えてみれば当然のことですが意外とできていないかもしれません。
私にとって一番大事なのは、家族、その次に中学、高校から現在まで長く付き合ってくれている友達。
そんな家族や友人からのサポートは受け慣れてしまっているところがあります。
特に家族はそうです。
自分を支えてくれていることを当然と甘えず、優先して感謝を伝えていく。
これからはしっかり実践していこうと思いました。
店員を喜ばせる(夢をかなえるゾウ2)
「お客さん」=「お金を払う人、喜ばせてもらって当然の人」になっていないか。
お金を払って食べ物を買ったとしても、店員さんに『ありがとう」とか『おいしかったです』とか声をかける人は、相手を喜ばせています
人を喜ばせることが夢をかなえるために大切なことなのだから、「お客さん」になってはいけないのです。
私はレジで店員さんに「ありがとうございました」と言うことはしています。
この本を読んでからはもっと店員さんを喜ばせられることはできないかなと考えています。
お金を払ったからといって横柄な態度を取らず、むしろ喜ばせる側でありたいです。
他の人が気づいていない長所をホメる(夢をかなえるゾウ2)
他の人が気づいていない長所をホメられて嬉しくない人はいない。
確かにその通りだと思います。
「他の人が気づいていない」というところが大事です。
おべっかではなく、自分のことを考えてホメてもらえた言葉は、とても嬉しいです。
言葉というのはその人の一番最初の行動
発する言葉は人間そのものが表されます。
言わずもがな、言葉というのは、注意深く使用するべきものだとも感じます。
今までずっと避けてきたことをやってみる(夢をかなえるゾウ3)
避けてきたことちゅうのは、嫌いやったり苦手やったりするわけやけど、頭のどっかでは『やった方がいい』て思てるもんやねん。そういうもんに挑戦できるようになったら、自分の教養の幅めっちゃ広がるで
これは本当に心に刺さりました。
私が勉強を始めたプログラミングはまさにこのことに当てはまります。
自分はIT・情報系の分野は苦手だと思っていたけれど、やってみたら楽しさを感じられているし、教養の幅が広がっただけでなく挑戦した自分に対して肯定的になれました。
「やらず嫌い」だったのです。
今まで避けてきたことに挑戦することで私のように「やらず嫌い」から「やって物好き」になれることもあります。
どんなことでもとりあえずやってみる。
苦手分野に挑戦してみる。
そのような精神は自分の可能性、成長、教養、人生に影響するとても大事なことだと身をもって感じています。
元気がでるガネーシャの名言
最後に私が感動したガネーシャの名言を載せておきます。
成功だけが人生やないし、理想の自分あきらめるのも人生やない。ぎょうさん笑うて、バカみたいに泣いて、死ぬほど幸福な日も、笑えるくらい不幸な日も、世界を閉じたくなるようなつらい日も、涙が出るような美しい景色も、全部全部、自分らが味わえるために、この世界創ったんやからな(夢をかなえるゾウ1)
世界を楽しもう!というガネーシャの言葉です。
人生いろいろなことがあって、その分さまざまな感情が出てくるものですが、全部含めて世界を楽しめたら最高です。
人間は成長する生き物なんやで(夢をかなえるゾウ2)
なかなか報われない自分を嘆く主人公にかけたガネーシャの言葉です。
人間は必ず成長する、そう思うと挫折してしまいそうな時も前向きになれる気がします。
確かに生まれてこの方成長しない人間はいません。
これからの人生も成長することだけは諦めたくないと思っています。
人間は一度でも自分の限界を超えて頑張れば、成長する(夢をかなえるゾウ3)
成長すると頑張るのが楽しくなり、楽しくなるともっと頑張れて、ますます成長する。とガネーシャは言います。
これは私にとってはボディメイクとして頑張っている筋トレが当てはまります。
毎日のように筋トレをしていて、ある日、自分ってこんなに頑張れる人だったんだなと思う瞬間がありました。
それはきっと今までの限界を超えて努力できていたことを実感した時だったのだと思います。
自分の成長や変化を感じられるほど頑張れた時、大きな幸せを感じます。
それが嬉しくて楽しくてますます頑張れます。
筋トレだけでなく、今はプログラミングの勉強においても、楽しさをもっともっと感じられるくらい頑張りたい。
その時は辛くても私は「頑張る人生」を歩みたい、と思います。
終わりに
正直に、今まで読んだ本の中でこれほどにのめり込めて、心揺さぶられ、考えさせられ、感動する本があったかわかりません。
衝撃的な自己啓発小説でした。
4巻も文庫版が出たらすぐに購入しようと思っています。
そして、行動します。
夢をかなえたい人は必ず読むべきだと思います。
心からおすすめです。